市民病院医師紹介

初期臨床研修

当院の臨床研修について

プログラム責任者 副院長 東 秀史

福岡市民病院は、「こころをつくした質の高い医療を通じてすべての人の尊厳を守ります」の理念のもと、急性期医療を中心として患者本位の医療を提供しています。
当院には、消化器・肝胆膵・脳神経脳卒中・糖尿病・ハート・腎の6つのサブセンターがあり、ハイリスク症例に対して専門医療チームによる安心・安全な治療を行っています。
また、災害時の医療チームの派遣や離島診療、各分野の専門医による救急医療体制の整備など、地域医療に貢献する公的病院の役割を担っており、将来の日本の医療を担う若手医師の臨床研修に適した環境です。
是非、当院で臨床研修を受け、全人的な成長を実感できる充実した毎日を過ごして下さい。

当院のカリキュラムについて

当院のカリキュラムは1年次のBasic course及び2年次のAdvanced course&選択コースで構成されています。
Basic courseでは基本的な臨床能力の基礎を固め、Advanced course&選択コースで臨床能力の幅を広げるという将来の専門医研修プログラムにつながるシステムとなっています。 卒後間もない研修医は、その多くが将来の進路を決めかねている段階です。
そのため、内科系・外科系の双方を幅広く研修することが大切と考えて、内科・救急・地域医療・外科・小児科・産婦人科・精神科・一般外来・在宅診療に加えて、放射線科・麻酔科・循環器内科・脳神経内科・整形外科・脳神経外科を必須科目に定めています。
また、救急研修には福岡市消防局と連携した救急車同乗実習も組み込んでおり、プライマリ・ケアに必要な幅広い診療能力を習得できる体制を整えております。

(例)ローテートの例
  1年次 2年次
4月 内科
(18週)
精神科
(4週)
5月 地域医療
(4週)
6月 小児科
(4週)
7月 産科
(4週)
8月 外科
(12週)
在宅
(2週)
外来
(2週)
9月 循環器内科
(4週)
10月 脳神経内科
(4週)
11月 放射線科
(4週)
整形外科
(4週)
12月 救急科
(9週)
脳神経外科
(4週)
1月 救急科
(4週)
2月 麻酔科
(9週)
選択科
(8週)
3月

※以下の診療科は協力病院での研修となります。

  • 小児科
    福岡市立こども病院
  • 精神科
    福岡県立精神医療センター太宰府病院、福間病院
  • 産科
    福岡市立こども病院、東野産婦人科
  • 地域医療
    長崎県壱岐病院
  • 在宅医療
    栄光病院、栄光会ファミリークリニック
  • 救急科
    救急科12週のうち1週は福岡市消防局での研修となります
  • 選択科目
    当院、上記の病院の診療科の他、福岡市立こども病院の診療科、筑紫クリニック(産婦人科)から選択できます。

研修医のための講義について

毎週火曜日 救急画像レビューの会(講師:放射線科医)
・毎週木曜日 研修医講義(講師:各診療科医師、メディカルスタッフ)
上記の他、緩和ケア研修会、CPC等あり

指導医数について

30名(臨床研修指導医講習会を受講した医師数)

初期臨床研修医の主な出身大学

令和3年度実績 九州大学、長崎大学、佐賀大学、熊本大学
令和2年度実績 九州大学、熊本大学、大分大学、鹿児島大学、大阪市立大学、産業医科大学
令和元年度実績 九州大学、長崎大学、佐賀大学、徳島大学、福岡大学

処遇等について

採用予定人数 6名
身分 常勤(アルバイト不可)
勤務時間 8:30から17:00(休憩45分)
休日 原則として土・日・祝日及び年末年始、年次有給休暇、リフレッシュ、特休等
給与 1年次:月額305,165円
2年次:月額326,210円
上記の他、住居手当、時間外勤務手当、宿日直手当、業績手当(年2回)あり
住宅 宿舎あり(無料)光熱費等は入居者負担。

募集について

詳細はこちらを参照ください。

応募資格 医学部卒業予定者および既卒者
  • ※病院見学の有無にかかわらず応募できます。
出願書類

以下の1.から5.を提出してください。

  1. 履歴書
    (A4サイズで片面印刷し写真を貼付してください。)

  2. 成績証明書
  3. 卒業(見込)証明書
  4. 健康診断(証明)書
    • ※令和3年度実施分。各大学実施分で可。
    • ※今年度受診していなければ、昨年度分で可。
  5. 小論文(800字以内)手書きしてください。鉛筆可。
    小論文用紙
    ※テーマは年度によって違います。

出願期間 例年6月頃を予定
選考方法 書類審査・面接試験

医学生の皆様へ臨床研修医よりメッセージ

将来専門とする科だけではなく、様々な科に興味をもって取り組むことでいろいろな角度からの考え方を身につけることができると思います。当院は診療科の垣根が低く、幅広く知識を身につけるには最適な環境が整っています。

様々な患者さんの診療に携わることにより、救急の初期対応や他科へのコンサルテーションの方法等が身につきました。積極的にいろいろと経験するようにしたら良いと思います。

指導医、看護師、その他のスタッフの皆さんが優しく、アットホームでとても心地よく研修を行うことができました。日々の勉強は大変かと思いますが、必ず臨床の助けとなるので頑張ってください。

年次報告について

後期臨床研修

当院は以下に掲載している病院の、専門研修プログラム連携施設となっております。

基本領域 基幹施設名
内科 九州大学病院
福岡東医療センター
福岡県済生会福岡総合病院
福岡赤十字病院
九州中央病院
浜の町病院
外科 九州大学病院
整形外科 九州大学病院
脳神経外科 福岡大学病院
救急科 九州大学病院
放射線科 九州大学病院
麻酔科 九州大学病院
眼科 九州大学病院
リハビリテーション科 九州大学病院
病理 九州大学病院
総合診療科 飯塚市立病院