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消化器センターの取り組み

食道、胃、小腸、大腸、肛門、脾臓、腹膜に発生する様々な病気を対象としており、消化器内科専門医と消化器外科専門医が協力して診断・治療を行っています。

当院には肝・胆・膵センター、脳神経・脳卒中センター、糖尿病センター、腎センター、ハートセンターなどのサブセンターが併設されているため、高齢者や肝硬変、糖尿病、脳卒中、心臓病などの全身合併症を有するハイリスクな患者さんが多いのが特徴であり、専門医療チームと協力して、安心・安全な消化器治療を行っています。

消化器のイラスト

 

内科部門

消化器内科は、消化管腫瘍、消化管出血、炎症性腸疾患などの消化管疾患を中心に診療を行っております。また内視鏡治療では腫瘍性病変に対する内視鏡的切除術(EMR・ESD)、消化管出血に対する内視鏡的止血術を中心に行っております。

内視鏡検査数の推移

年度別内視鏡件数の図

平成30年度は上部消化管内視鏡検査1,786件、下部消化管内視鏡検査987件、超音波内視鏡検査(腫瘍深達度診断、粘膜下腫瘍の診断など)58件を行いました。

内視鏡治療の動向

早期癌やポリープの内視鏡的切除術、消化管出血に対する内視鏡的止血術を主に治療を行っております。平成26年度より大腸病変に対する内視鏡的粘膜下層剥離術を開始いたしました。平成30年度は食道・胃・大腸における内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を68例、下部消化管においてEMR・ポリペクトミーを354例施行しました。
出血性胃十二指腸潰瘍などに対する緊急内視鏡検査にも24時間対応し積極的に行っております。昨年度は55例止血術を行っております(食道胃静脈瘤止血術などを除く)。

 年度別内視鏡的消化管粘膜切除術・粘膜下層剥離術件数の図
 年度別内視鏡的大腸ポリペクトミー・EMR施行数の図  

今後の取り組み

内視鏡診療に関する患者さんの安全性、プライバシーの保護、ホスピタリティの改善などの問題を改善すべく、当院内視鏡室は平成26年11月にそれまでの本館3階から1階へ移転いたしました。今後も患者さんが安心して当院で診療を受けて頂けていただけるよう、消化器内視鏡関連の安全性の確保、業務の改善を行い、よりアクセスしやすい病診連携の環境を整備して参りたいと思います。

 内視鏡室の写真

外科部門

消化器センターとして、消化器内科と共に幅広く消化器疾患の治療にあたっています。その中心となるのは消化管癌(食道癌, 胃癌, 大腸癌)に対する治療であり、手術, 化学療法, 放射線療法(他院と連携)を組み合わせ、集学的治療を行っています。2018年度は、食道癌 7例、胃癌36例、大腸癌77例の手術を行いました。
大腸癌の症例数が減少傾向にあり、さらなる努力が必要だと考えております。良性疾患に対する手術を含めた消化管手術全体の症例数は、昨年度よりも増加させることができました。

消化管癌手術の症例数の図  消化管手術件数の図

【当科の目標 -根治性・安全性・低侵襲性の追及-】
当科の方針・目標として、根治性はもちろんのこと、安全性と低侵襲性を追及しています。

①食道癌、食道胃接合部癌
2018年度より鏡視下(胸腔鏡+腹腔鏡)食道切除再建術を導入しました。徹底的なリンパ節郭清を行いながら、手術時間を少しでも短縮できるよう様々な取り組み(再建先行術式や左反回神経テーピングなど)を行っています。
 
頚部・腹部操作の図と腹臥位胸腔鏡手術の図

腹臥位胸腔鏡手術 術中写真の図と創部写真の図
 
また、近年増加傾向にあると言われる食道胃接合部癌に対する手術は、術後の逆流症状のコントロールが最も重要な課題です。そこで当科では、逆流の起こりにくい術式として“観音開き法”による再建を導入しました。

 
下部食道噴門側胃切除術の図と下部食道噴門側胃切除術の図

 

②希少症例に対する低侵襲手術
2018年度は、正中弓状靭帯圧迫症候群(腹腔動脈起始部圧迫症候群)や、巨大(13cm大)食道脂肪腫といった、大変希少な症例に対する手術を経験しました。(日本消化器外科学会、日本食道学会にて報告)
これら希少症例に対しても積極的に低侵襲手術を行っています。
 
腹腔鏡下正中弓状靭帯切除術の図

巨大食道脂肪腫 CT 画像の図と胸腔鏡下食道脂肪腫核出術の図

胸腔鏡下食道脂肪腫核出術の図
 

外科部門の診療内容についてのお問い合せ先

福岡市民病院 外科 TEL:092-632-1111(代表)