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消化器外科


 
鏡視下手術症例数の図

鏡視下手術
リスクが高いとされる高齢の患者さんや生活習慣病を伴う患者さんを診療する機会が近年ますます増加しています。当科では従来よりがん患者に対する鏡視下手術を積極的に手掛けており、この鏡視下手術こそリスクの高い患者さんに対する最適最善の治療と考えています。鏡視下手術の最大のメリットである低侵襲性がリスクを回避する大きな武器になるからです。ここ数年は鏡視下手術症例数は年間250例前後で推移しています。

集学的治療
がんの診断を受けた患者さんに示される治療法は基本的に手術療法、化学療法、放射線療法の3種類があります。これまで、手術ががん治療の中心にありましたが、近年は化学療法や放射線療法が進歩し、がんの種類や病期(ステージ)によっては手術と変わらない効果が認められています。手術、化学、放射線療法のうち、2つ以上の治療を組み合わせる治療を集学的治療と呼びます。
当院ではそれ以外にも、治癒切除が行われた場合でも再発率の高いと予想されるstage Ⅲの胃・大腸癌に対しては、患者さんの同意が得られれば積極的に術前化学療法を施行し、根治切除を行った後、さらに術後補助化学療法を行う、集学的治療を行っております。
 
進行胃癌:66歳男性、4型進行胃癌(スキルス胃癌)
手術施行するもT4b(SI:膵)N2M0 stageⅢCと判断し、同日は根治切除断念し、試験開腹となりました。その後、術前化学療法3コース(2か月)施行し、原発巣の縮小を得られたため、胃全摘施行、根治切除となりました。根治切除後3週間で自宅退院されました。
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腹部救急外科

当センターは診療各科と連携しながら、交通外傷をはじめ消化管穿孔・出血、感染症など救急患者の診療に携わっています。
高齢女性(特に痩せている人)がイレウス症状(腹痛、悪心、嘔吐)を訴えている場合は鼠径ヘルニアの中でも嵌頓の危険性が高く、緊急手術の適応となる大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニアを鑑別に入れ、鼠径部の診察を行う必要があります。
 
93歳女性
元々認知症あり。1週間前より食欲低下、嘔気、胆汁様嘔吐あり、3日前に近医受診、入院。昨日より嘔吐増強し、同院にてCT施行したところ、右鼠径ヘルニア(閉鎖孔ヘルニア)嵌頓と腸閉塞の所見を認めました。当院へ救急搬送となりCT再検し、右閉鎖孔ヘルニア嵌頓と腸閉塞の診断にて、同日緊急手術を施行しました。下腹部正中切開にて開腹し、小腸の嵌頓を解除し、閉鎖孔を可及的に閉鎖、小腸の壊死所見認めず、切除は必要ありませんでした。
 
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90歳女性
当日午前中より間欠的な右鼠径部痛あり、近医受診、CTにて大腿ヘルニア嵌頓の診断にて徒手整復を試みるも不可であり、当院へ救急搬送となりました。
当院CTにては、右閉鎖孔ヘルニア嵌頓の診断にて、同日緊急手術を施行しました。嵌頓解除のみで、小腸切除は必要ありませんでした。
 
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診療内容についてのお問い合せ先

福岡市民病院 外科 TEL:092-632-1111(代表)