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リハビリテーション部

 
リハビリテーションは入院中の患者さんが対象となります。各診療科からの依頼で、主として整形外科・脳神経外科・外科の術後早期や、脳血管障害早期、循環器障害などです。ほぼ急性期疾患手術後あるいは治療開始後早期の比較的短い期間のリハビリテーション実施となります。スタッフは理学療法士7名、作業療法士4名、言語聴覚士2名、技術補助員2名で対応しています。

実績

疾患別リハビリテーションの内訳は運動器疾患(施設基準Ⅰ)、脳血管疾患(施設基準Ⅰ)、心大血管(施設基準Ⅰ)、がん、廃用症候群でそれぞれの実績(新患者数、単位数)は以下の通りです。

運動器疾患のリハビリテーション

最も依頼数が多いのが運動器疾患です。運動器は骨・関節・筋肉・神経など身体動かしたりする組織・器官で整形外科の総称疾患ともいえます。脊椎形成術、骨折後、人工関節置換術など(658人、16671単位)でした。

脳血管疾患などリハビリテーション

脳血管の障害は多岐にわたることが多く介入職種が多いのが特徴です。脳卒中は脳内の血管や血液の障害により発症する病気の総称で麻痺、言語、高次脳などの機能障害が出現することがあります。 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など(625人、21472単位)でした。

がんのリハビリテーション

予防、回復、維持、緩和的なビリテーションに分けられます。がんと診断された後、手術や化学療法などの前後、治療に伴う合併症や後遺症などの発生を抑えることを目的とします。胃がん、大腸がん、肝細胞がんなど(176人、2055単位)でした。

廃用症候群のリハビリテーション

肺炎治療や外科手術後は安静・不動の期間があり筋力低下やADL低下をきたします。そしてその様な状態にある患者さんは現実として一定数存在します(93人、1406単位)。

心大血管リハビリテーション

平成30年度より心大血管疾患リハビリテーションは施設基準ⅡからⅠに変更となりました。慢性心疾患、狭心症、急性心筋梗塞など(132人、2648単位)でした。

 

新患者数の図  疾患別単位数の図

疾患別リハビリテーション新患数

疾患別リハビリテーション新患数の図

運動器(658人、39%)、脳血管疾患(625人、37%)、がん(176人、11%)、心大血管(132人、8%)、廃用(95人、6%)となっています。

診療科別リハビリテーション新患数

診療科別リハビリテーション新患数の図

整形外科623人、脳神経内科354人、脳神経外科255人、外科196人、循環器内科153人、救急科40人、感染症内科29人、内科22人、血管外科9人、腎臓内科5人でした。

教育実習施設としての役割

平成10年より臨床実習施設として県内・県外からの実習生の受け入れを行っています。30年度は熊本保健科学大学と帝京大学(福岡医療技術学部)の理学療法学科、作業療法学科の学生6名が臨床実習を行いました。

病病連携について

当院独自の取り組みとして平成25年より福岡市内の回復期リハビリテーション病院への訪問を行っています。いわゆる「顔のみえる連携活動」で、月に1度、医師、看護師、MSW、PT、OT、STがチームを組み、転院された患者さんを訪問します。訪問先スタッフともにラウンドやディスカッションを行い、転院後の患者さんの状態や問題点の共有を図っています。患者さん達にとっても継続した医療を受けられている安心感や信頼感があり、大変意味ある活動と考えています。このような医療連携活動が一病院の活動ではなく今後、国策として発展していけたらと思っております。

病病連携の図

院内活動、連携について

スタッフの写真

リハビリテーション部は例年、新人看護師に対して年2回、移乗・介助法の研修会を開催しています。移乗や介助の知識・技術の向上を目的としたサポート研修です。
チーム医療として摂食嚥下ケアサポートチーム、栄養サポートチーム(NST)、呼吸ケアサポートチーム(RST)での活動があります。
また平成30年度より集中治療室(ICU)での早期離床、リハビリテーションを目的とした取り組みを実施しています。この取り組みは集中治療中の不動による合併症や活動性低下を予防し、機能の維持と回復を目的とした活動です。
毎日、専任スタッフが救急医師とICU看護師との情報共有・連携・協働を図り早期リハビリテーションを実施しています。スタッフ間でも患者さんの転帰が改善している実感があるようです。開設9年目となるSCUとともにチーム医療を実践し急性期リハビリテーション職として今後も務めてまいります。