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薬剤部


 薬剤部は、14名の薬剤師が在籍しており、調剤、注射薬調剤、製剤、抗がん剤調製などの中央業務、麻薬、毒薬、血液製剤等の医薬品管理業務、医薬品情報の伝達、管理を行うDI業務、各病棟に薬剤師を配置した病棟薬剤業務、そして平成30年度からは、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に専従として参加しています。
更にチーム医療の一員としてNST活動、ICT活動、認知症ラウンドなどにも積極的に参加し、薬剤の適正使用を推進し、医薬品のセーフティーマネージャーとして薬物療法に貢献することを理念とし活動しています。

薬剤部の業務状況

調剤業務

入院及び外来院内処方箋の枚数、件数の推移の図

平成30年度の入院処方箋、及び外来院内処方箋の発行枚数は、48,061枚で前年度の48,894枚より833枚減少しています。また処方件数は、95,807件で前年度の87,376件から約8,400件と大幅に増加しています。

外来処方箋枚数、院外処方箋発行率の図

平成30年度の院外処方せん発行率は77.3%で、前年度の78.2%に比べ微減となりました。

注射箋枚数、注射処方件数の推移の図

注射処方箋枚数は平成25年度をピークに減少していましたが、平成30年度は36,993枚と前年度に比べ1,800枚程度増加しており、注射処方件数は105,077件と前年より1,470件増加しています。

病棟薬剤業務、薬剤管理指導業務

薬剤管理指導件数、指導人数の推移の図

病棟で行う薬剤師業務は、薬剤の投与前(病棟薬剤業務)と投与後(薬剤管理指導業務)に分けられます。病棟薬剤業務は、まず持参薬の鑑別を行い、患者や家族との面談の中で服用状況、副作用歴、アレルギー歴を確認し、処方設計、提案を行います。また、注射薬の投与量・投与速度の確認や病棟ストック薬の管理、配薬カートのセット状況の確認等も主な業務になります。一方、薬剤管理指導業務は、服薬指導、薬歴管理、医薬品情報管理等を行い、患者のアドヒアランス向上、副作用の早期発見や発現防止に努めています。平成30年度は6階病棟の担当薬剤師を交代しました。今後も計画的に交代を実施し、幅広い知識を有する臨床薬剤師の育成に努めたいと考えています。平成30年度の薬剤管理指導患者数は6,222人で、前年度に比べ4人増加しました。しかし、指導件数は9,566件で前年度に比べて646件減少しています。

製剤業務

市販品のない薬剤は、院内製剤として調製しています。一般製剤では、5%チオ硫酸ナトリウム液、3%ルゴール液、無菌製剤では、1%滅菌ピオクタニン液、スーミン注(墨汁アンプル)等を調製しています。平成30年度は、一般製剤は2,119件、無菌製剤は92件と前年度と同程度調製しています。

抗がん剤調製業務

薬剤管理指導件数、指導人数の推移の図

抗がん剤の調製は、入院、外来とも外来化学療法室に併設した調製室で、薬剤師が100%調製しています。抗がん剤の調製にあたっては、投与量、投与間隔、血液検査等の値を確認し、必要であれば医師に疑義照会を行い、無菌的かつ正確に行っています。またベッドサイドで服薬指導を行い、安全、安心に治療を受けて頂けるように努めています。当院では、化学療法委員会でレジメンの審査を行い、薬剤師が承認されたレジメンの登録・管理を担っています。
平成30年度は、4レジメンが追加となり全登録レジメン数は73となりました。抗がん剤調製件数は、年間1,069件(入院231件、外来838件)で、前年度より176件減少しています。

医薬品情報管理業務

医薬品の最新情報、医療安全情報、副作用情報などを収集・評価・管理し、医療従事者や患者へ速やかに発信することで医薬品適正使用の推進を図っています。収集した情報は「DI News」にまとめ、定期的に電子カルテ掲示板へ掲載しています。
また、緊急性や重要度が高い情報に関しては「医薬品ニュース」を発行し、医師、看護師、メディカルスタッフへ速やかに情報を伝達しています。平成30年度は「DI News」を 10回、「医薬品ニュース」を10回発信しました。また、新人看護師研修、病棟カンファレンス、化学療法勉強会などを通して医薬品の安全使用を促す勉強会を積極的に開催しており、平成30年度は11回開催しています。

薬剤部学習会

薬剤師業務は、薬物療法の進歩、治療法の変化などに十分対応できるように日々の研鑽が求められます。薬剤部では、定期的に学習会を開催し、最新の学術的知識を習得し日常業務に活用しています。平成30年度は、27回の学習会を開催しました。また、各種認定薬剤師等の資格取得を推進しており、現在は下記の通り取得しています。

 

プレアボイド報告(重篤化回避報告)

薬剤管理指導件数、指導人数の推移の図

薬剤師が関与し、リスク回避あるいは軽減した事例を医薬品安全管理委員会及びMRM委員会へ報告し、職員へ周知することで同様のプレアボイドの発生を未然に防ぐよう活動しています。
プレアボイド事例は処方提案に関するものが最も多く全体の約30%を占めています。この中には腎機能低下者への投与量の減量を処方医に提案した事例等が含まれています。次に多い報告は、規格、用法、投与量の間違いで16%を占め、疾病に対し薬剤の使用が制限される病名禁忌や薬剤同士の併用禁忌が含まれます。また、次に多い重複は9.4%で、持参薬と院内処方の重複等が見られました。

化学療法レジメン一覧

当院の外来化学療法委員会で承認された主なレジメンについて公開しています。

・ 福岡市民病院 化学療法レジメン一覧 [PDF/145KB]