文字サイズ中文字サイズ大

 

ホーム > 診療科・施設 > 救急科

救急科


迅速な診断と治療開始

福岡市民病院救急科では、脳卒中・心筋梗塞を中心とした三次救急を始め、二次・一次救急を受け入れ、その救急初期対応(ER業務)を担っております。平成26年9月には救急診療棟が増築され診療スペースも広く確保されたため救急受入れがよりスムーズになりました。

救急車対応

医師の持つホットラインを通して救急隊から傷病者を受入れ、各科医師の協力のもと診察・治療が速やかに開始され、搬送数も着実に増加しています。


平成28年度の救急車搬送患者は約2670例で、そのうち396例が三次救急対応でICU(154例)、SCU(169例)、CCU(73例)に入院し、また793例が二次救急対応で一般病棟入院となっており、救急車搬送患者の総入院率は45.3%でした。
更に、福岡市消防局の協力を得てドクターカーシステム(ワークステーション方式)を早くより取り入れ、各消防署から派遣された救急隊(ワーク隊)と救急車(ドクターカー)を院内に待機させ、心肺停止例や現場で医師判断処置が必要な事例に対しワーク隊とともに医師が現場へ直行し、地域の病院前救急支援に貢献しています。昨年度は9件の出動がありました。

徒歩来院患者対応

前述の救急車対応に加え、当院受診を強く望まれる徒歩来院救急患者を24時間救急外来で診ており、平成28年度は2010例の受診がありました。この診療は主に研修医が救急科医師の指導のもと(夜間土日祭日は院内各科医師の指導のもと)に行います。
徒歩来院のほとんどは受診後帰宅できる一次救急患者ですが、一部(19.9%)は入院が必要な二次救急患者であり、稀に三次救急対応の必要な患者も徒歩来院されます。救急車と徒歩来院でごった返す救急外来では、徒歩来院の中から重症患者を見逃さず迅速に診断治療することもER業務として要求されます。
また患者の安全に配慮して、当救急部では院内トリアージシステムを取り入れ、徒歩来院急患の外来待ち時間に、看護師(トリアージナース)が患者の緊急度と重症度を確認し、治療優先順位を判断するとともに看護介入を開始しております。平成28年度は1398名の救急患者に看護師によるトリアージが行われました。

入院患者対応

診療科として入院患者も受け持っています。集中治療管理が必要な心停止蘇生後症候群、薬物中毒、敗血症性ショック症例だけでなく、多科にまたがるような疾患を合併している症例など受け入れから、集中治療、集中治療後の対応、リハビリ、転院まで担当しています。平成28年度は137名の症例を担当しました。
また患者安全、医療安全の観点から、病棟での急変に対し、RRS(Rapid Response System)、ハリーコール体制を構築し、そのマネージメントを当科で行っております。

新興感染症対応

当院は2014年10月に第二種感染症指定医療機関となり、結核を除く2類感染症の受け入れ機関となりました。福岡市内に指定医療機関は複数ありますが、その中でも福岡の玄関口である、福岡空港、博多港に最も近い医療機関です。診療は当院感染症内科がメインとなり対応しますが、当科は病院前救急、救急受入れを担当する科としてサポートしています。

今後の抱負

当福岡市民病院は今後さらに予想される救急受入れ数と緊急度・重症度の増加に備え、受け入れ体制をスムーズにし、当救急科スタッフの更なる充実と院内救急診療体制の整備を行ってまいります。当科への直接の患者紹介も積極的に受け入れていく方針です。これからもどうぞ宜しくお願い致します。