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血管外科


カテーテル治療から手術まで血管外科医におまかせ下さい

当科では毎年200例を超える血管外科手術・カテーテル治療を行っています。血管外科で診療を行っている疾患についてご紹介します。主な対象疾患は腹部大動脈瘤・急性および慢性動脈閉塞症・下肢静脈瘤で、また透析患者さんのシャントトラブルに対する修復手術・カテーテル治療の依頼は県内のあらゆる施設から年間400例を超える紹介を頂いています。

腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤は無症状であっても破裂すれば致命的となる疾患です。従来、外科治療と言えば開腹手術しかなかったのですが、2008年に腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術が保険適応となり、腹部大動脈瘤の外科治療は新たな時代を迎えました。「高齢だから手術はできないと言われ、あきらめていた。」または「手術は怖いからしたくなかった。」など、今まで開腹手術の対象外となってきた方々が短期間の入院で元気に退院されています。高齢の方や多くの持病を抱えた高リスクの方々には、大きな福音となっています。

     


急性および慢性動脈閉塞症

四肢、特に下肢の血行障害です。歩行するとふくらはぎがこわる・だるくなると言った症状に始まり、重症化すると下肢の疼痛・壊疽に至り下肢切断を余儀なくされます。治療法には、内科的治療(内服薬と運動療法)、カテーテル治療(バルーン血管拡張術・ステント留置術)、そしてバイパス手術があります。当院ではこの全ての治療を血管外科医が行なっていますので、病変の部位や性状、症状の重症度に応じてあらゆる選択肢を患者さんに提示し、最適な治療法を偏りなく選択することが可能となっています。血行再建術(カテーテル治療またはバイパス手術)は内科的治療に比べて症状の速やかな改善が得られるのが特徴で、特に、カテーテル治療の場合1泊入院で治療が可能なため、早期の社会復帰・職場復帰が可能です。壊疽を伴う重症虚血症例に対しても、できるだけ肢切断を回避して肢を温存する方針で、足関節周囲の直径約1mmの動脈へも積極的にバイパス術を行なっています。また、難治性潰瘍や糖尿病性壊疽などの開放創の処置には、最新の創傷治癒ツールである閉鎖持続陰圧療法を採用しています。このように、当院には足の難治性潰瘍や壊疽に対するあらゆる外科治療のツールが準備されています。



下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、患者さんの症状に応じて外科治療の必要性・有用性も変わってきます。全ての方に弾力ストッキングや手術が必要な訳ではありません。足が重い・だるい・足がつるなどと言った症状がある方は、外科的治療を行うことで日常生活や立ち仕事が楽になりますし、女性ばかりでなく男性でも「スカート・短パンがはけるようになって嬉しい」と喜ばれます。下肢静脈瘤の治療も、現在では約9割以上の方で低侵襲なカテーテル治療(高周波焼灼術)が施行可能です。


シャントトラブル

透析患者さんにとって、シャントは日々の透析に必要不可欠なもの、いわば命綱です。当科では、さまざまなシャントトラブル(機能不全、閉塞、感染、瘤、過剰血流、スティール症候群など)に対して、迅速かつ適切な外科治療を行える経験と実績があります(毎年500例を超えるトラブルをご紹介頂いています)。透析シャントに関するいかなる問題に関しても解決策を持っていますので、いつでもご相談下さい。遅くとも、一両日中には当院・血管外科・腎センターで受け入れ可能な体制でお待ちしています。