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感染症内科


当科は2015年4月に開設され、現在2名の医師で診療を行っております。
感染症を起こす病原性微生物には様々な種類(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など)があります。感染症に罹患しないために大切なことは予防であり、患者さんや職員を各種ウイルス疾患や耐性菌から守ることも我々の業務の一つです。また感染症診療においては、正確な診断への近道は病歴聴取と丁寧な診察です。そして治療が必要な場合には、どの臓器に、どのような病原微生物が感染し、どのような治療を行うべきか、という治療戦略を立てることが患者さんの回復に繋がります。

ICT (Infection Control Team) 活動

多職種(感染症内科医、感染管理認定看護師、細菌検査技師、薬剤師、事務など)で構成されたチームで院内の感染対策の状況確認や問題点の指摘および解決策を提案し、毎週ラウンドを実施しています。また、薬剤耐性菌の発生抑止のために抗菌薬が適正に使用されているかなどの管理も行っております。
さらに、地域の医療施設と共通の感染対策を講じるために当院で合同カンファレンスを行い、また病院間での感染管理の相互確認なども行っております。

第二種感染症指定医療機関

当院は2014年10月に第二種感染症指定医療機関となり、結核を除く二類感染症患者さんの受け入れ機関となりました。今後鳥インフルエンザを含め、記憶に新しい2015年に韓国でアウトブレイクした中東呼吸器症候群(MERS)、また2009年に突如として発生した新型インフルエンザなどの対応を行うべく、院内および地域との連携などの体制作りを行っております。次に生じるかもしれないパンデミックや新しい感染症に万事備えております。
*二類感染症:急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ(H7N9/H5N1)

感染症診療

院内の他診療科からの感染症に関するコンサルテーションを行っております。また、外来では、長く続く発熱、海外旅行から帰国後の発熱や下痢などに関して診療を行っております。

今後の取り組み

2014年は69年ぶりに本邦で160名のデング熱感染者が発生しました。一方では西アフリカでエボラ出血熱が大流行し世界を震撼させ、また隣国の韓国で2015年に中東呼吸器症候群(MERS)がアウトブレイクしました。国内でも2015年3月に本国は麻疹排除国に認定されましたが、昨今麻疹の輸入症例が起こり各地域で小流行が起こっています。特に福岡市はアジアの玄関口として福岡空港、博多港があり入国者も以下の棒グラフのように増えています。人の移動に伴い感染症も持ち込まれる可能性は高くなります。感染症はいつどこで発生するか予測が困難です。できるだけ柔軟かつ迅速に対応し、院内外でフットワーク軽く感染症診療を行って参りますのでどうぞよろしくお願いします。