福岡市立こども病院

看護部

看護部長挨拶

私たち看護職は子どもたちの笑顔を守るために頑張っています。

福岡市立こども病院は、九州で唯一の小児専門病院であり、高度小児専門医療、小児救急医療、周産期医療の3つの役割を担っています。
当院で治療を必要とするこどもたちは、九州一円や全国から紹介され、診断・治療が困難なこどもたちを対象に様々な専門的な医療や看護を提供しています。

私たちは、「【信頼される看護】~私たちは、一人ひとりのこどもの力を信じ最善の看護を提供します~」という看護部理念に沿って看護を行っています。こどもたちは大きな限りない力を秘めています。私たちは、その力を信じ、そして私たちが提供する看護を通じて信頼される存在となるために努力を重ね、患者さんとご家族にとっての「最善」を常に考えながら看護を提供しています。
外来や一般病棟では、こどもたちの成長・発達段階に合わせた関わりを行い、不安や苦痛が少しでも緩和でき、その子なりに納得して検査や治療が受けられるように、専門性に応じた説明やプレパレーション(心と体の準備)を工夫しています。在宅で人工呼吸器装着や経腸栄養などの医療的ケアが必要となる患者さまとご家族に対する支援や、病気を持ちながら大人になっていく成人移行支援にも力を入れています。
手術室では、手術室見学(オペキッズツアー)や術前・術後訪問を行い、こどもにとって手術が最小限の侵襲となるように、頑張る力を出せるように関わっています。
小児集中治療室(PICU)や高度集中治療室(HCU)では、重症集中医療を行い、細心の注意を払いながら看護を提供しています。
産科病棟や新生児集中治療室(NICU)・新生児回復治療室(GCU)では、周産期医療を行い、母親の出産前後の管理や新生児に対する高度専門医療・きめ細やかな丁寧な看護を提供しています。

当院では、複数回にわたる入院や手術を必要とする患者さんも多く、継続して一人の看護職が受け持つことで、信頼関係を保ちやすくするプライマリーナーシングと、観察や薬剤確認などを2名の看護職が一緒に行い、安心・安全なケアを確実に実践するための「PNS®;Partnership Nursing System、パートナーシップ・ナーシング・システム」の看護提供方式を行っています。
これからも、こどもたちの笑顔を守るために、安心した診療を受けることができるように看護部理念である「信頼される看護」を提供できるように努力してまいります。

看護部長 吉冨ゆかり

理念と方針

看護部理念

「信頼される看護」
私たちは、一人ひとりのこどもの力を信じ最善の看護を提供します

看護部基本方針

  1. 主役はこども、大人は力強い支援者としてこどもたちの権利を尊重します。
  2. 小児・周産期看護のプロフェッショナルとして安全・安心な看護を実践します。
  3. 大人になりゆくこどもたちの成長・発達を支援します。
  4. 地域医療・福祉と連携した看護を提供します。
  5. 看護実践・教育・研究を通して学び合い専門性を持った人材を育成していきます。
  6. 笑顔ある職場づくりと健全な病院経営に参画します。
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