こども病院カンファレンス

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2021年度 こども病院カンファレンス

開催日程は年7回(4月~6月、9月~11月、2月/*6月・10月は「東部地区小児科医会」との合同開催)、場所は当院2F講堂、時間は19:00~20:30です。
※2021年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、講堂での開催を中止し、Web開催となっております。
医療に従事される方が対象のカンファレンスです。
初回のみ申込みが必要です。お申込みは下記のアドレスまでお願いいたします。
参加費は無料です。

【事務局】
福岡市立こども病院
こども病院カンファレンス担当
E-mail:mos.k(at)fcho.jp
※(at)は@に置き換えて下さい。

2021年04月20日

第329回

乳児血管腫の治療経過(トピックス)


皮膚科:工藤 恭子


乳児血管腫 (いちご状血管腫) は乳幼児に最も多くみられる良性腫瘍です。生後2週程度で病変が顕在化し、急速に増大したあとは自然消退しますが、25~68.6%に後遺症 (皮膚萎縮、線維脂肪組織、瘢痕、毛細血管拡張など) を残します。治療はレーザー照射とプロプラノロール内服があります。当院では約400件/年のレーザー治療例 (単純性血管腫を含む)、総合診療科や新生児科、形成外科協力のもと2016年以降40例超のヘマンジオル®内服症例があり、治療経過について示したいと思います。




頭部MRIにおける髄鞘化(リフレッシュコース)


放射線科:飯田 崇


現在、小児診療において頭部MRI検査は広く用いられている。新生児から2歳くらいまでは、神経細胞は髄鞘化の過程にあり、成人の頭部MRIの信号とは異なる所見を呈するため、読影に際しては髄鞘化の過程を考慮する必要があります。 今回、脳内の部位による髄鞘化の時期の違い、経時的変化などについて正常例を提示して 説明していきたいと思います。



2021年05月18日

第330回

小児てんかんのプライマリ・ケア(トピックス)


小児神経科:吉良 龍太郎


てんかんは、有病率が人口の1%弱、生涯発病率3-4%とも言われ、小児期でも最も頻度の高い神経疾患のひとつである。熱性けいれんや失神など鑑別が必要となる疾患を含めるとおよそ10人に1人の小児が何らかの発作を経験することになり、プライマリ・ケアにおいて適切な対応が求められる。本カンファレンスでは小児期に発症するてんかんの種類と特徴、主要な鑑別疾患、初期の対応のしかたについて延べる。




脊髄髄膜瘤の脳神経外科治療(トピックス)


脳神経外科:村上 信哉


脊髄髄膜瘤は胎児期の神経管閉鎖不全による病態で、開放性二分脊椎の代表的疾患である。病因として葉酸等の栄養の影響、環境要因、遺伝要因などがある。 脊髄腔が外界に露出しているため、感染防止のために出生後早期に髄膜瘤修復の手術が必要であり、しばしば水頭症に対する治療も要す。神経形成不全に伴う下肢運動麻痺、膀胱直腸障害などで多科の治療も要する疾患である。最近の脳外科的知見をふまえて脊髄髄膜瘤の病態を概説する。



2021年06月15日

第331回

母斑の治療について(トピックス)


形成外科:川上 善久


母斑細胞母斑、いわゆるホクロは一般診療でしばしば遭遇する良性皮膚腫瘍である。しかし、母斑ができる場所や大きさによっては強いコンプレックスになったり、治療が困難であることも多い。また、2016年からは先天性巨大色素性母斑に対する自家培養表皮の移植も保険適応となった。トラディショナルなものから最先端のものまで、母斑治療について解説する。




歩容異常への気づきが受診行動につながらなかった脳幹部腫瘍の二例(リフレッシュコース)


総合診療科:加野 善平、古野 憲司


症例1は受診の3か月前から、症例2は受診の1か月前から、歩容異常に気付かれていたことが受診行動にうつらなかった。こどもの歩容について、インターネットや一般の書籍を検索してみると、整形外科疾患の記載が多く脳腫瘍の症状の可能性がある事が記載されているものは少ない。歩容異常を親が感じた際に、小児科受診を促すような啓発が必要である。




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