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小児神経科

小児神経科というのは、わかりやすくいえば、"こどもの神経内科"のことです。
成人の神経内科とは診療内容がかなり異なるので、"小児神経科"という名称を用いています。

【主な診療領域】

・ どのようなときに小児神経科を受診するのでしょうか?

神経科でみている病気は、中枢神経系(大脳、小脳)、脳幹・脳神経、脊髄、末梢神経、筋肉などと関連があります。
これらの病巣から生じる症状/症候は、頭痛、けいれんなどの発作、意識障害、失神、めまい、性格の変化、学力低下、
今までできていたことができない、歩行障害(歩けない、転びやすい、歩き方がおかしい)、力が入りにくい、しびれ、痛み、
発汗異常など、実に多様です。 
とくに小児神経科では、言葉の遅れ、首がすわらない、歩かない、視線が合わない、じっとできない、一人遊びが多い、
笑わない、頭囲が大きい・小さいなど発達と深く関わるものが多いことが特徴です。このような症状がみられるときは、
当科をおたずねください。TOPへ

・ 担当疾患について

<大脳>
てんかん、熱性けいれん、発達障害、脳性麻痺、精神遅滞、学習障害、奇形(先天性水頭症など)、
脳血管障害(もやもや病、脳動静脈奇形、脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞など)、片頭痛、脳炎・脳炎後遺症、脳腫瘍、
脱髄性疾患(多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、白質ジストロフィーなど)、錐体外路疾患(舞踏病、発作性不随意運動疾患、
瀬川病など)、小脳・脊髄萎縮症など
<脊髄>
奇形(二分脊椎)、脊髄腫瘍、脊髄空洞症、脊髄血管障害など
<末梢神経疾患>
ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、遺伝性ニューロパチーなど
<神経筋接合部疾患・筋疾患>
重症筋無力症、進行性筋ジストロフィー、先天性筋強直症など
<代謝異常症>
白質ジストロフィー、脂質症、糖代謝異常症、糖原病、銅代謝異常(Menkes病、Wilson病)、ミトコンドリア脳筋症など
その他、変性疾患、奇形症候群、染色体異常など、多岐にわたります。
心身症など心の問題にも対応しています。TOPへ

【検査と治療】

・検査

(1)電気生理検査
1) 脳波:主にてんかんの診断に有用です。脳腫瘍など器質性疾患を疑うときや脳機能検査としても行います。
てんかん発作と他の症状の鑑別が難しい場合、発作出現時のビデオ、脳波、筋電図などを記録し、解析することもできます。
2) 筋電図、誘発筋電図、大脳誘発電位:末梢神経疾患や筋疾患の診断、又は神経系の機能評価のために行います。

(2)画像
CT, MRI検査に加え、RI検査(脳血流検査; SPECT)が導入されました。
放射線科との協力により、より詳細な脳機能評価を行うことができます。TOPへ

・治療

(1)てんかん:1000人前後の患者さんが、当科で治療をうけておられます。
  主な治療は適切な抗てんかん薬の内服や生活指導です。
  また、特殊なてんかんについては外科治療をすすめることもあります。
(2)発達障害:運動、知能、対人関係などさまざまな問題を抱えたお子さんに対して、原因精査とともに療育機関との
  連携をはかりサポートします。TOPへ

発作性疾患で小児神経科を受診するときのアドバイス!

その1:発作症状を、外来で観察することは難しい・・・。
    こんなときは、家庭用ビデオが便利です。気になる症状を撮影してもってこられると、診断がよりスムーズになります。
その2:発作を観察するときの注意点は?
    いつ、どこで、どのように、どのくらい続きましたか?
    他に、意識の有無(名前を呼びかけて反応があるか)、眼球位置、手足の状態、症状は全身同じですか、
顔色や唇の色はどうかなど記録し、受診時に持ってこられるとよいでしょう。
    これらは、発作診断や治療薬を選択するときに大事な情報です。TOPへ

【受診日について】

新患日:月、火、金曜日の午前
再来日:月から金曜日の午前・午後
基本的に予約です。急いで受診が必要なときは、その旨お伝えください。TOPへ

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7/1/01ページ開設
11/9/2010改訂