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成人感染症科  

 当科は、明治時代のコレラ流行に端を発する伝染病収容施設であった福岡市荒津病院を前身とし、昭和54年4月に部分開院した福岡市立こども病院・感染症センターにおいて、成人感染症一般および赤痢、コレラなどの法定伝染病に対応する診療科として生まれ変わりました。
 
従来、当科では福岡市および近郊の市町村で発生する法定伝染病を対象に「伝染病予防法」に基づく隔離入院を行ってきました。平成11年4月1日「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(いわゆる感染症法)」が施行された際、当院は福岡県から感染症指定医療機関の指定を受け、細菌性赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフスなどの患者、疑似症患者、一部保菌者に対し、必要に応じて適切な入院医療を提供することができる機関と位置付けられました。
 さらに、平成13年4月からはウィルス性出血熱やペストなどの感染症にも対応できる第1種感染症指定医療機関の指定を受けて現在に至っております。
 感染症センターには、これらの感染力が強い疾患による二次感染を防止しつつ入院医療を提供することが可能な感染症病室を備えており、感染症患者さんを診察するための専用の外来診察室もあります。
 当科ではこれらの施設を利用して、細菌性赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフス等はもちろんのこと、成人の麻疹、水痘などの発疹性感染症、海外旅行者の下痢症やマラリア、デング熱などの輸入感染症、肺炎、胃腸炎など成人の感染症一般の診療を行っております。また、小児に付き添い中の家族の方の内科的診療についても対応しております。

 海外旅行中に感染症にかかった日本人の旅行者で、旅行前から積極的に感染症の情報を集めて予防対策を行ったという方はあまり多くないようです。衛生的な環境に慣れすぎて、つい警戒がおろそかになってしまうのではないでしょうか。たまに、欧米人の旅行者と接する機会がありますと、ビジネス以外の観光旅行者でさえも自分の健康は自分で守ると考えてしっかりと予防対策を考えていることにかえって驚かされることがあります。

 麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)などにかかる大人が増えています。一般に、このような子どもがかかりやすいウィルス性の病気に大人が罹患すると、重症化しやすく、合併症を起こしやすいので注意してください。今までにかかった覚えがなく、ワクチンを受けていない方はワクチンによる予防をお考え下さい。

 こどもの診療が主体の当院で、私は大人の感染症診療を担当しています。海外旅行後の発熱、下痢を始め、付き添いの家族の方の診療にも応じておりますので、感染症で困ったことがあればご相談下さい。

文責 肥山和俊

予防接種外来のご案内

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7/25/01ページ開設
11/10/2010改訂