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小児感染症科  (20010725版青木知信)

1.はじめに
いろいろある小児の病気のなかでも、感染症はさまざまな臓器・器官に関係し、多種類の疾患を含みます。例えば、呼吸器疾患(上気道炎、気管支炎、肺炎など)、消化器疾患(胃腸炎など)、肝・胆道系疾患(急性肝炎など)、神経系疾患(髄膜炎、脳炎など)、発疹性疾患(麻疹、水痘など)、その他(ムンプス、伝染性単核症など)があり、ほとんどは急性の疾患です。日常よく経験する疾患から、まれな疾患まで、幅広い分野です。当科ではこれら多様な病気に外来、入院で対応しています。

2.外来診療
急性疾患が大部分のため、予約制の外来ではありません。しかし、診療を迅速かつ的確に進めるためには、日頃からお子さんやご家族の健康状態を良くご存知の“かかりつけ医(家庭医)”からの身体所見、検査・処方等に関する情報が欠かせません。今日のように、お薬などが比較的容易に手に要りやすい状況ではことさら大切です。薬剤の重複処方や、検査の反復を避けるためにも必ず診療情報提供書または紹介状をお持ちください。

月〜金の毎日(年末・年始、規定の休日を除く)8:45〜11:00の受付で実施。2箇所に分かれて診療しています。
・ 病院受付の右方にある一般小児科外来の感染症科診察室(2番)。
・ 感染症センター1階の外来診察室(1〜3番)。
通常は一般小児科外来の感染症科診察室(2番)で診 察しています。但し、感染力が強い発疹性疾患(麻疹、水痘など)、ムンプス、2類感染症(細菌性赤痢、コレラ)、3類感染症(腸管出血性大腸菌感染症)などは、外来での相互感染を防ぐために、感染症センター1階の外来診察室で診 察しています。

3.入院診療
感染症センター2階の32室50床を使用しています。1床室か2床室で、病室隔離で対応しています。
当院は第1種感染症指定医療機関であり、1階に1類感染症用2室2床、2類感染症用16室22床、計18室24床があります。まだ1類感染症の入院例はありませんが、細菌性赤痢、コレラ、腸チフスなどの2類感染症の入院に使用しています。また、成人の診療も行っており、麻疹、水痘、ムンプス、肺炎、旅行者下痢症などの成人の入院や、小児の一般感染症の入院にも、これらの病室も適宜使用しています。

4.最後に
開院以来多くの感染性疾患を取り扱っていますが、これらの疾患は開業小児科や小児科を有する一般の病院でもみている疾患が大部分です。
当院の特徴は、
・病院・診療所や病院・病院との連携をとりながら、多くの周囲の先生から紹介を受けていること、
・これら多種類の疾患を専門的にみているため、経験あるスタッフ(医師、看護婦、検査技師など)がそろっていること、
・外来、病棟ともに構造的な特徴も含めて、院内感染対策をとりながら診療を行っていること、
・一般病院では大部屋しか用意できないために、個室管理による隔離が困難な患者に対応していること、
などが挙げられます。
医師スタッフが少なく、毎日多忙を極めていますが、レジデント、研修医とともに、患者サービスを第一に考えながら、専門性を生かして診療を勧めています。

文責 青木知信

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7/25/01ページ開設
11/10/2010改訂